フレンチ①
2022年1月訪問
ロオジエ/銀座
ミシュラン3つ星のフレンチ
真ん中のコースを選びました。
まずはアミューズ
これに合わせて来たのが
ボランジェ ラ・グラン・ダネ 2008
ボランジェの中でも当たり年のみ造られるラ・グラン・ダネ
濃密で非常に美味しかった
ほんのり紅茶(アールグレイだっけ?)が香る泡とスープ
スープは非常に美味しかったです
自分の舌が未熟なのとフレンチにあまり明るくない素人なので泡の良さがまだ分かってないところはある
この辺りでパンが来た気がする
毎回パンを食べ始めるタイミングに迷った末に温かいうちが良いだろうとすぐに食べ出すことが多い(そして最後お腹一杯になる)
キャビアにも色々種類があるらしいというのを恥ずかしながら執筆時に初めて知りました(今回はオシェトラというらしい)。
赤い粒々のやつ(フィンガーライム)初めて食べたかも。
この料理の前後に富山県の満寿泉の干支ボトル2022とルイ・ロデレール クリスタル2008が来ました
フランス料理店で日本酒を飲んだ経験がなかったのでチョイスに若干の驚きと新鮮さを感じたのですが、何よりクリスタルが来たのがヤバすぎる
シャンパーニュ(というかお酒)を全く知らない頃でもドン・ペリニヨンやクリスタルは名前を知っていたのでとても感慨深かった
味の傾向としては果実感と程よいキレの両立という店でクリスタルの方が好きな気がします
満寿泉はオーク樽熟成の日本酒を発売していたりと、洋酒を意識しているような取組をしているメーカーという印象なので、そこまで脈絡がない訳ではないのかも
次はフランス産オマール・ブルー
文句なしに美味い
教養が無さすぎて普通のオマール海老とオマール・ブルーにどれほどの隔たりがあるのかは正直分かってない
ドメーヌ・フェヴレ バタール・モンラッシェ 2013
強烈なミネラル感が感じられて余韻も良かった
ピュリニー・モンラッシェやシャサーニュ・モンラッシェの村名ですら飲んだ記憶が怪しいのにいきなりグラン・クリュを飲んで良いのだろうかという逡巡はありました
ジャック・セロス リュー・ディ マルイユ・シュール・アイ スー・ル・モン
再びシャンパーニュへ
飲んだ時はあまり詳しくなかったのですが、リュー・ディは畑の名称がついたジャック・セロスの中でも高級ラインのシリーズらしい
コクというか濃厚さというか独特な雰囲気を纏っている不思議で美味しい泡でした(何て形容すれば良いか分からない)
このタイミングで次の料理へ
本来はノドグロだったのですが、今回は金目鯛(だった気がする)でした
美味い
最後にメインの蝦夷鹿です
地味に肉の下のやつが美味しい
成人してからジビエがより好きになった気がします
舌が成長したからなのか、ワインが飲めるようになったからなのか
DRC ロマネ・サン・ヴィヴァン 2005
まさかこのワインを飲める日が来るなんて......
ヴォーヌ・ロマネのグラン・クリュはこれが初めてです
ロマネ・コンティで有名なDRCは他のワインも軒並み高すぎて飲めないなと諦め気味だったのですが、そのDRCのロマネ・サン・ヴィヴァンが飲めるとは思わなくてめちゃくちゃ驚いたのと感動しました
味は文句のつけようがなく美味しかったです
口当たりが柔らかでバランスの良さが際立っていました
多分この先の人生でこのワインを飲める機会はもうないかも
シャトー・ディケム 2003
フロマージュ(チーズ)と一緒に出てきたのがシャトー・ディケムでした
ソーテルヌ(というか全ての貴腐ワイン)の中で一番有名なのでは
これも高すぎて買うのを諦めていたワインの一つだったのでとても嬉しかったです
貴腐ワインは長期熟成のイメージがあったのですが、このディケムに関しても20年近く経った今でも(いい意味で)もっと熟成できるなと感じさせるような味わいでした
そして何より美しい
この時点でお腹に結構来ていたのでチーズはシェーブル(の何か)、ミモレット、モンドールの3種類をチョイス
ちゃんと聞いてなかったので詳しくはわからず
シェーブルはハチミツと合わせて食べると美味しい
チーズに関して好きなものを挙げるとエポワスとかブリ・ド・モーとかあるにはあるのですが、正直あまり詳しくないのでいつか勉強したい(今は大まかなタイプと代表的なものだけ知ってる程度)
以下デザートと食後酒
コニャックとカルヴァドス
正直蒸留酒も詳しいとは言えないのでもうちょっと勉強したい
22歳の誕生日でした(アイスも乗っけてくれたけど写真撮り忘れた)
フリヤンディーズのワゴンといって最後の最後に無限にお菓子を頼めるのですが、調子に乗ってパンを食べすぎていたせいで今回は手前の引き出しのチョコだけにしました。
あとがき
今回は自分の期待の数段上を行く内容で、(お酒含めたら)今までで一番豪華な食事だったので、記録に残した方がいいだろうと思って初めて食レポ的なものをしてみました
そもそも自分の味覚や嗅覚に自信がないことに加えて、映えを最優先したような投稿や店名列挙ツイートのような厳選されていない情報がノイズに感じるのと、評論家気取りみたいなのがあまり好きじゃないので、SNSのグルメアカウントや食べログ等のサイトとは距離を置いているタイプだったので、書き残すのが少し恥ずかしい
言語化しようとするのは無駄ではないのかなという気がしたので、そういった意味では良い経験になったかも
今春から大学を卒業して所謂JTCで奴隷労働が始まるのですが、若手のうちはこんなに良いところは行けないでしょうし、一人暮らしを始めたらまあ自分の誕生日祝いなんてしないでしょう
そういった意味では家族と最後の誕生日を締めくくれて良かったです
30歳ぐらいになった時に今度は自分の稼ぎで家族と行くかオタク同士で行きたい
その頃にはもう少しフランス料理やお酒に対する造詣を身につけていたいところ
最後まで読んで頂きありがとうございました